英語が得意じゃない日本人が、イギリス大学院に行く意味

イギリス大学院

by シツカン(University of Leicester 博物館学修士・Merit)
IELTSで必要スコアに達しなかった。それでも入学できた。 どういうことか。Presessional(プレセッショナル)という制度がある。

まとめ

  • イギリス大学院の標準的なIELTS要件は全体6.5〜7.0(各セクション6.0以上)——スコアが足りなければPresessional Courseという入学前英語準備コースがある
  • Presessionalは最長6か月間の集中英語教育で、通過すれば本課程に入学できる——英語力不足のまま突破できる正規ルートとして機能している
  • 英語が得意でなくても「行く意味」はある——言語の壁より専門知識・研究視点・海外での生活体験の方が、キャリアと自分自身への長期的なリターンが大きい

大学院入学に必要なIELTSスコア

UK大学院の修士課程(Academic)の入学要件として、多くのプログラムがIELTS 6.5〜7.0以上を要求する。各技能(Reading・Listening・Writing・Speaking)のバンドスコアにも最低条件がある場合がある。 University of Leicester 博物館学修士の場合、IELTS 6.5(各技能6.0以上)が標準要件だった。

スコアが足りないとき:Presessionalという選択肢

IELTSのスコアが要件をわずかに下回る場合、Presessional Course(プレセッショナルコース)を修了することを条件に条件付き入学(Conditional Offer)が出されるケースがある。 Presessionalとは、大学院の正規課程に入学する前に受ける英語集中コースだ。
  • 期間:通常6週間・10週間・20週間など(スコアの不足量による)
  • 内容:アカデミックライティング・リーディング・プレゼンテーション・リスニング
  • 修了条件:コース内の課題・試験に合格すること
  • 修了後:IELTSの再受験なしに修士課程に進学できる

Presessionalのメリット

① IELTSを再受験しなくていい スコアが少し足りないとき、もう一度受験の勉強をして再挑戦するより、Presessionalを取って進学するほうが早い場合がある。 ② 大学院の英語に慣れてから本科に入れる Presessionalの内容はアカデミックライティング中心で、修士課程で求められる英語の型を事前に練習できる。本科に入ってからの立ち上がりが早くなる。 ③ 同期との出会いの場になる Presessionalには世界各国から留学生が集まる。その中に同じプログラムに進む人もいる。本科が始まる前に人間関係ができていることが、孤立しにくい環境を作る。

Presessionalのデメリット

① 追加費用がかかる Presessionalは授業料が別途かかる。6週間コースで数十万円程度が相場だ。 ② 時間がかかる 修士課程の前にさらに1〜5ヶ月を要する。スケジュールと費用の両面で計画が必要だ。

自分の場合

IELTSスコアが条件をわずかに下回ったため、6週間のPresessionalを修了することを条件に入学許可を得た。 Presessionalを通じてアカデミックライティングの基礎を集中的に練習できたことは、本科での論文執筆に直接役立った。「IELTSが足りなかった」ことが、結果として役立つ準備期間を生んだ。

Presessionalを選ぶか・IELTSを受け直すか

スコアが0.5〜1.0不足:Presessionalを検討 スコアが大きく不足(1.5以上):IELTSの勉強を続けて受け直す 英語学習の時間を十分取れる:受け直してスコアを上げる 早く進学したい:Presessionalが効率的な場合がある 費用が厳しい:Presessionalの追加費用を考慮して判断

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この記事を書いた人:シツカン。University of Leicester 博物館学修士(Merit)。Presessional経験者。

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