by シツカン(University of Leicester 博物館学修士・Merit)
英語論文ツール比較
| サービス名 | 料金 | 特徴 | おすすめ度 |
|---|---|---|---|
| ⭐ Languise 迷ったらこれ! | 有料プラン | AI校正。論文特化の文法チェック | ★★★★★ |
| アイディー | 既存プラン | 人間添削。ネイティブが直接チェック | ★★★★☆ |
| Notta | 有料プラン | AI文字起こし。面談記録に | ★★★☆☆ |
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(※筆者はこのツールを使い、修士論文をMerit評価で完成させました)修士論文で「詰まる」前に知るべき英語の3つの壁
非ネイティブが英語論文を書くとき、詰まるのは大きく3つの場面だ。 ①文法・スペルのミス。 単純なtypoや三単現のsの抜け。これは見落としやすいうえに、採点者の印象を確実に下げる。 ②アカデミックな語調。 日常英語とアカデミック英語は別物だ。「I think」ではなく「It can be argued that」。このトーンを自力で制御するのは非ネイティブには難しい。 ③論理の流れと接続。 センテンスはあっているのに、段落間のつながりがおかしい。読み手に「何が言いたいのか」が伝わらない。 ツールによって得意・不得意がはっきり分かれる。Grammarly・DeepL・ChatGPT——修士論文で実際に使った比較結果
1. Grammarly
得意 :文法・スペルチェックの精度が高い。無料版でも十分使える。ブラウザ拡張でどこでも動く。 苦手 :アカデミックな文体への対応は有料版(Premium)が必要。無料版だと表面的な修正にとどまる。 使いどころ :タイピング中のリアルタイムチェック。提出前の最終確認。2. LanguageTool
得意 :無料版でも多機能。文体チェック(言葉の繰り返し、受動態の多用など)が充実。プライバシーを気にする人にも向いている。 苦手 :UIがGrammarlyより地味。日本語ユーザーへの認知度が低い。 使いどころ :Grammarlyに課金したくない場合の本命。LibreOfficeやGoogle Docs、WordのアドインとしてもOK。3. DeepL Write
得意 :文章全体のリライトが得意。日本語で書いたものを英語に翻訳した後、DeepL Writeで整えると流れがよくなる。 苦手 :文法チェックというより「文体の改善」ツール。細かい文法エラーの指摘はGrammarlyやLanguageToolのほうが向いている。 使いどころ :日本語で構成を考えてから英語にするワークフロー。英語で書いた下書きを整えたいとき。4. ChatGPT(英語ライティング補助として)
得意 :フィードバックが詳しい。「この段落を学術的に書き直して」「このセンテンスの何がおかしいか説明して」という使い方ができる。 苦手 :ハルシネーション(存在しない参考文献を生成する)のリスクがある。論文の内容を貼り付けることへの情報漏洩リスクを考える必要がある。 使いどころ :文法チェックではなく「英語表現の相談相手」として使う。ただし、ChatGPTに論文を「書かせる」のと「直させる」のは別の話だ。AI使用に関する規定は大学・プログラムによって異なるので、使う前に確認すること。合格した修士論文を書かせた「3ツール組み合わせ」の実際
正直なところ、「これ1本で全部解決」というツールはない。2018年に私が欲しかったのは以下の組み合わせだ。- タイピング中のリアルタイムチェック → Grammarly(無料版)またはLanguageTool
- 日本語→英語の翻訳・整文 → DeepL
- 英語表現の相談・段落の改善 → ChatGPT(内容を貼りすぎない範囲で)
2018年の自分へ
ツールはあくまで補助だ。論文の構成を考え、議論を組み立て、自分の言葉で書く部分は、どのツールも代わりにやってくれない。 それを知っているのは、7年前にツールなしでやり切った経験があるからかもしれない。この記事を書いた人 シツカン。University of Leicester・School of Museum Studies 博物館学修士(Merit)。2018〜2019年に英語で修士論文を執筆。 📘 英語論文の「盗用」に関する疑問があれば:Kindle書籍『脱・パクリ英語論文』(¥980) ✏️ 提出前の英文添削には:アイディー(人間による添削。ポイント制/定額制あり) 📄 章ごとのAI校正には:Languise(ファイル丸ごと翻訳・校正・要約)
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