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(※筆者はこの書き方で、修士論文をMerit評価で通しました)
by シツカン(University of Leicester 博物館学修士・Merit)
英語のアカデミックライティングを教える先生が最初に教えることのひとつが、PEEL だ。
知っていると「何をどの順番で書くか」に悩まなくなる。知らないまま書くと、毎回「どこから書けばいいんだ」と詰まる。
まとめ
- PEEL=Point(主張)→ Evidence(証拠)→ Explanation(解説)→ Link(次への繋ぎ)で構成する段落の型
- 日本の「起承転結」と違い、アカデミックライティングでは主張を最初に置く演繹的な構成が求められる
- よくある失敗はExplanation(証拠の解説)を省くこと——証拠を貼るだけでなく、なぜ主張を支えるかを論じることが必須
PEEL構造の4要素——1段落を論理的に組み立てる最短の型
段落を4つのパーツで構成する型のことだ。
P(Point) :主張・ポイント(トピックセンテンス)
E(Evidence) :根拠・証拠(引用・データ・事例)
E(Explanation) :説明・解釈(Evidenceが何を意味するか)
L(Link) :次の段落や論文全体への橋渡し
この4ステップで1段落を作る。
実際のPEEL段落を解剖する——Before/Afterで見る「使える段落」の違い
テーマ:「博物館は社会的包摂に貢献できる」という主張を1段落で書く。
Museums have the potential to promote social inclusion by creating accessible spaces for marginalised communities. For example, the Tate Modern’s “Art Explorers” programme reported a 35% increase in first-time visitors from low-income backgrounds. This suggests that targeted programming plays a decisive role in lowering barriers to access. However, financial sustainability of such programmes remains a challenge.
P・E・E・Lそれぞれの「正解と失敗パターン」
P(Point)は最初の1文
前の記事で書いたトピックセンテンスがここに入る。この段落で何を主張するかを先に言う。
E(Evidence)は「出典のある情報」
自分の意見ではなく、統計・引用・先行研究・事例などを使う。「自分の考えだけで書いてしまう」という失敗が多い。
E(Explanation)が一番重要
「だからどういう意味か」を自分の言葉で説明する。Evidenceだけ提示して説明がない段落は、「で?」と思われる。
L(Link)は省略してもいい
短い課題やエッセイでは省いてもいい場合がある。
PEEL構造でも落ちる留学生がやっている3つのミス
Evidenceを自分の意見で代替してしまう
「Many people think that museums are important.」はEvidenceではない。
1段落に複数のPointが入る
1段落=1ポイント。2つ言いたいことがあれば2段落に分ける。
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論文・エッセイの文法チェックには LanguageTool も合わせて使うと効果的です。
✏️ 提出前の英文添削には:アイディー(人間による添削。ポイント制/定額制あり)
📄 章ごとのAI校正には:Languise(ファイル丸ごと翻訳・校正・要約)
PEELで書いた段落も、非ネイティブが書くと文法やトーンにズレが出る。LanguageToolで文法チェック→Languiseで章ごとAI校正→アイディーで最終稿の人間添削、という三段構えが現実的だ。ツールの詳しい比較は「2018年に修士論文を書いた私が、今の英語ツールを本気で評価してみた」を参照。
この記事を書いた人:シツカン。University of Leicester 博物館学修士(Merit)。
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