Presessional vs 日本の大学院準備課程:教育制度の根本的違い

Presessional

はじめに

UK大学のPresessionalと日本の大学院準備課程は、「準備」という共通の目的を持ちながら、教育制度の構造が根本的に異なる。 著者がPresessional修了後に本科を経験し、同時に日本の大学院制度についても知識を持つ立場から、両者の違いについて述べる。 この違いを理解することは、Presessional参加者が本科での適応期待値を現実的に設定するためにも重要である。

日本の大学院準備課程の実態

正規課程ではなく「準備期間」

日本の大学院では、Presessionalのような「正規の準備課程」は一般的ではない。代わりに以下のパターンが存在する: 1. 研究生制度 – 正規大学院生ではなく、「研究生」として入学 – 期間:3-6ヶ月(学生の判断で決定) – 指導:指導教員による自由度の高い指導 – 評価:修了試験や修了判定がない場合がほとんど – 学位:大学院修士号は授与されない 2. 入試準備期間 – 正規大学院入試に向けた「自学習」期間 – 大学が提供するのではなく、学生が自分で準備 – 予備校や通信講座の利用が一般的 3. 学部から大学院への直進 – 学部4年生から大学院準備をする場合、大学が「予科」を提供する場合もある – ただし、これは全ての大学にある制度ではない

日本の準備課程の特徴

結論:日本では「大学が組織的に提供する準備課程」がない 代わりに、学生は以下のことを自分で行う必要がある: – 研究計画書の執筆 – 過去問の研究 – 指導教員との接触(入試前) – 面接対策 – 語学試験対策(必要な場合)

UK Presessionalの構造

これに対し、UK Presessionalは全く異なる:

正規教育プログラム

Presessionalは: – 公式カリキュラムとして大学に組み込まれている – 修了試験が設定され、合格/不合格の判定がある – 成績証明が発行される – 講師による組織的な指導がある

Presessionalの構成要素

1. 講義形式の授業 – Reading & Writing – Speaking & Listening – Research Skills(大学により異なる)

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